ゆめ基金教材開発 デジタル教材の開発テクニックを学ぶ

1. 応答する環境

1.2 読点による文意の変更

読点の位置を変更することで、その意味自体が変化することを視覚的に理解してもらう。
読点が自由に打て、それぞれの場合の意味が提示される、応答する環境により、読点の働きと、その使い方を体験的に学習する方法を知ってもらう。

A君が作った教材(未熟な教材の例)

読点による文意の変更を学んでみよう!

読点を打たないとならない(打った方がよい)のは、次の場合です。
  • 読点がないと、ことばの区切りがいくつか考えられ、
    間違える可能性がある場合
  • 読点がないと、文節の区切りがいくつか考えられ、
    間違える可能性がある場合

次は、これらのことばや文の例を見てみましょう。

どの点が未熟なのか?

  • 読点を打つ場所によって文意が変わることを説明しているが、読点が打たれた状態の文を実際に見てみることができないので、文の意味が想像しにくい
  • いろいろな場所に読点を実際に打ってみて、比較しながら考えることができないため、読点の意味(存在意義)が理解しにくい