2. 本物性

2.1 自分の食べたい量を確保するためのピザの注文方法

食べたいピザの量と、一緒に食べる友だちの人数から、注文すべきピザの数を考える。
その際に、分数のかけ算が使われていることに気づくと同時に、その計算方法を学ぶ。
通常の教材の展開と比較することで、学習者の動機づけに有効なことに気付かせる。

A君が作った教材(未熟な教材の例)

1日で 3/4 面の壁にペンキを塗ることができるペンキ屋さん
は、3日間で何面の壁を塗ることができるでしょう?

どの点が不十分なのか?

  • 図を使って分数のしくみをうまく伝えた教材になっていますが、学習者(子供)にとって、ペンキ屋さんがかべを塗れる分量を知ることについて、必要性を感じにくい。
  • 結果として、分数のかけ算の、やり方、だけ、公式だけを暗記することになる。