3. 足場がけ

3.1 VOCA

お店に入って注文をするという、音声によるコミュニケーション方法の便利さを感じてもらい、同時に、そのコミュニケーション方法を学べる教材として、VOCA的なプログラムを開発する。
注文の際に必要な文を構成する「主語」「目的語」「述語」の枠を用意し、それぞれの選択肢を選ぶだけで、コミュニケーションができることを体験する。「主語」「目的語」「述語」のそれぞれの要素を考えて、それを順に発語することが、コミュニケーションの仕組みであることを実感させる。

A君が作った教材(未熟な教材の例)

お店でハンバーガーを注文してみよう!

ハンバーガーショップで、家族みんなのハンバーガーを
注文する方法を覚えてみよう!

注文してみる

※発達障害など、言葉を発して話すことができない子に教える教材です。

どの点が不十分なのか?

  • 発語したことがない人、発語の必要性を感じたことがない人に、コミュニケーションの仕方を覚えさせて、実際にお店で試す、のはハードルが高い。
  • まずは、コミュニケーションの有用性を感じさせることが必要である。